終盤は駒の損得より速度!格言紹介

ワン太くん

今回は格言

終盤は駒の損得より速度」だね!

将棋はかせ
この格言は実戦の終盤でとても重要。でも難しい話だから、完全には理解できなくても大丈夫。
スポンサーリンク

駒はあの世へ持っていけない!?

今回は下のちょっと極端な例からスタートしよう。

わーい!すごくたくさん持ち駒があるよ。楽勝に見えるなあ。
そうじゃな。でももしこの局面で相手の手番だったら?

相手の手番なら頭金で詰み

相手のたった一枚の持ち駒の金で詰まされちゃったよ。こんなに持ち駒があるのに負けるなんて…

この例で伝えたかったのは、どんなに駒得していても詰まされちゃおしまいということじゃ。
そうか。「お金はあの世へ持っていけない」っていうけど、将棋でも持ち駒がたくさんあっても詰まされたら意味ないよね。
「終盤は駒の損得より速度」とは

終盤戦では駒の損得よりも、自玉が詰まされる前に敵玉を詰ますスピードが大事ということこじゃ。

終盤戦では駒の損得はそれほど重要では無くなるんだね。
そういうこと。例えば下の図ならどう指すかな?

と金で飛車か角が取れるなあ。どっちにしようかな。
ワン太くん、目先の駒得に惑わされてはダメじゃぞ。ここでは▲9二金がいい手じゃ。

▲9二金で敵玉は必至

なるほど!これで必至なんだね。

※必至…完全に受けがなく、次に詰んでしまう状態(詳しくはこちら

そう。これで相手玉は受けが無く、次に詰ますことができるな。飛車や角を取るのも悪くはないんだけど…

飛車角を取ると、△8二玉などと受けられてやっかいだ

玉に早逃げされたりして、相手に粘る余地を与えてしまったな。
終盤戦では駒得すればいいとは限らないんだね。
その通り。相手玉に詰みや寄せがあるときは確実に決めて最短ルートで勝とう。

最短ルートで決めよう!

今回は「終盤は駒の損得より速度」を体感できる問題をやってみよう。

問題①

まずは基本。次の一手を考えてみよう。

さっきの例と似た感じね。取れそうな駒がたくさんあるけど、寄せを考えた方がいいんだね。
そう。詰みや必至があるならきっちり決めよう。

問題①正解図

▲8一銀

 △8一銀の逃げ道封鎖。これで必至なんだね。
そう。相手玉はもう受け無し。これが最短の勝ち方じゃな。
飛車とか角を取ってる場合じゃないんだね。

問題②

今度は左辺で飛車か角が取れそうだね。でも終盤は駒得よりスピードだな。
ただ、持ち駒を増やすと寄せに役立つことも多いぞ。

問題②正解図

▲9二桂成

えー!飛車を取るのか。
そう。実は飛車を取ったことで、相手玉は必至なんじゃ。

問題②参考図

次に▲4一飛などの詰みがあり、後手は受けが無い

なるほど。持ち駒を増やすことで、相手に脅威を与えることもできるんだね。
その通り。当たり前じゃが、ある程度は駒を持ってないと寄せられないからな。ちなみにこの問題では▲1一歩成も見えるんじゃが…

問題②失敗図

▲1一歩成だと△9一飛で粘られてしまう

この展開だと相手はかなり粘れそうだね。

問題③

次は実戦の終盤を模した問題。難しいけど基本は同じだから頑張って。

自玉は穴熊で、攻められてはいるけどまだ詰まない形。敵玉を詰みか必至に討ち取ろう
 赤枠の飛車2枚が取れる形なんだね。でもたくさん駒があって目が回りそうだよ。
うむ。でも駒が多くても考え方は同じ。「終盤は駒の損得より速度」じゃぞ。

問題③正解図

▲9一銀

なるほど。このはさみ撃ちで必至なんだね。
そう。この緊迫した終盤では、もちろん飛車を取ってる場合じゃないな。

問題③失敗図

▲1三桂成と飛車を取っていては△7八香成などと攻められて負け

ホントだ!これだと自玉が受け無しで負けだね。
 終盤戦はどっちが先に寄せるかのレースモタモタした手ではあっという間に逆転負けじゃ。
終盤では速度がすごく大事だって分かったよ。
ただ実際は速度というのは自玉と敵玉のかねあいで非常に難しいもの。まあ初心者のうちは「終盤戦では駒の損得はそれほど重要じゃなくなる」と覚えておけば十分じゃ。

まとめ

今回覚えてほしい格言は

終盤は駒の損得より速度じゃ。

終盤では自玉が詰まされる前に、早く敵玉を寄せないといけないんだね。
その通り。どんなに駒得していても詰まされてしまえばおしまいだからな。 

※他の将棋の格言はこちら

将棋の格言を紹介しています。格言には将棋のエッセンスが詰まっているので、ぜひ覚えましょう。

スポンサーリンク

フォローする