王手は追う手!?格言紹介

将棋はかせ

今回のページでは将棋の格言

「王手は追う手」を解説しよう!

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王手は追う手!?

ではワン太くん早速問題じゃ。下の局面でどう指す?
今回はいきなり問題か!頑張るぞ!

問題①

玉を寄せるところだね!

とりあえず王手だ!▲3二金打!

ワン太くん、残念だがそれではダメじゃ。下の失敗図を見てみよう。

問題①失敗図

この失敗図は▲3二金打、▲4二金打と王手をかけ続けた局面じゃ。
せっかく金を打って王手をかけたのに、玉に逃げられてしまったね。
そう。これが「王手は追う手」の例
そっか!王手をしてもただ追いかけてるだけで、逃げられてしまうんだね。
むやみやたらに王手すればいいってわけじゃないな。

この問題では▲6二金と打つのが正解じゃ。

問題①正解図

おおー!反対側に金を打つのか!
もう1枚持ち駒に金があるから、相手玉はこれで受け無しなんじゃ。
もう受けがないの?
例えば下の図のように、△5一金と受けても▲3二金打で無意味じゃ。

問題①参考図

ほんとだ!もうどうやっても助からないんだね。
このように完全に受けがなく、次に詰んでしまう状態のことを必至(必死)というぞ。

相手玉の退路を封鎖!

それでは次の問題を見てみよう。

問題②

う~ん、▲3一銀で王手しようかな。
ワン太くん、残念だが不正解。それだとまた王手は追う手になってしまうぞ。

問題②失敗図

▲3一銀△2三玉▲2二金△2四玉と進んだ局面。

広いスペースのある上の方に逃げられちゃったよ。
詰将棋でも同じじゃが、相手玉を広い方に逃がしてはダメだ。
じゃあどうすればよかったの?
正解は▲2四歩じゃ。

問題②正解図

これで相手玉は必至なんじゃ。
歩で逃げ道をふさぐのか!なるほど。
このような玉の退路をふさぐ駒を待ち駒というぞ。
待ち駒をうまく使って寄せるのが大事なんだね。
「王手は追う手」の真逆で、玉は包むように寄せよ」という格言もあるんじゃ。
包むように寄せるか、覚えておくよ。

羽生棋聖の「包むような寄せ」

寄せのお手本として、羽生棋聖の寄せを見てみよう。
羽生棋聖の寄せ!?すごそうだなあ。
今年11月23、24日に行われた竜王戦第4局の終盤じゃ。

先手:渡辺竜王 後手:羽生棋聖

先手の渡辺玉はもう裸だね。
 ただここからどう仕留めるかは案外難しい

ここから

△6六飛

▲6七銀打

△8八金打

と進んで、

先手:渡辺竜王 後手:羽生棋聖

△8八金!びっくりな手だ。
玉で取ると△6七飛成と飛車が成れるので、渡辺竜王は玉を逃げたぞ。

ここから

▲6八玉

△6五飛

▲3四銀

△6六歩打

▲5六銀

△3六桂打

と進んで、

先手:渡辺竜王 後手:羽生棋聖

この桂は渡辺竜王の飛車を責めながら玉の寄せにも役立つんじゃ。
一石二鳥の桂打ちなんだね。だんだん玉の包囲網ができてきたような。

ここから

▲3八飛

△3四銀

▲6五銀

△4八銀打

と進んで、

先手:渡辺竜王 後手:羽生棋聖

赤い枠の駒が渡辺玉の包囲網になっておるな。
すごい!これこそまさに「玉は包むように寄せよ」なんだね。
その通り。この寄せは将棋の教科書に載せたいような美しい寄せじゃな。ぜひ盤に並べてみてほしい。
これで羽生棋聖は竜王戦第4局を勝利したんだね。

まとめ

今回覚えてほしい格言は

王手は追う手」と

玉は包むように寄せよ」じゃ。

これからは待ち駒を使って、上手に寄せるよ。
次回は必至問題をやって、包むように寄せる練習をしてみよう。
うん!終盤っておもしろいな!

詰みと必至をもっと勉強したい人はこの本がおすすめ。

次のページでは、必至問題をやってみよう!
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