大駒は近づけて受けよ!格言紹介

前回のページ

将棋の格言「大駒は離して打て」を紹介しています。大駒は遠くから利かせるのがコツです。
将棋はかせ

前回は格言「大駒は離して打て」を勉強したぞ。今回は

大駒は近づけて受けよ」を解説しよう!

※このページを読む前に「大駒は離して打て」を勉強するのがおすすめです。

スポンサーリンク

近づけて強く受けろ!

 前回は、「大駒で攻めるときは、なるべく敵から離して打った方がいい」って勉強したな。
今回の「大駒は近づけて受けよ」は「大駒は離して打て」の反対の意味なんだよね。
そう。「大駒は近づけて受けよ」とは

敵の飛車と角が攻めてきたら、近くに引き寄せてから受けるといいよということじゃ。

う~ん、なんだかよく分からないよ。
じゃあ下の図を見てみよう。

飛車で王手がかかってるね。金で合駒したいな。

上の図から▲2八金

うむ。この手が悪いわけじゃないけど、もっといい受けがあるんじゃ。
えー!これ以外の手があるの。
ここで指したい一手は

▲3八歩じゃ。

▲3八歩

う~ん、これはいったいどういう…
この歩はタダなんだけど、△同飛成と取れば▲2八金で…

上の図から△3八同飛成▲2八金

あー!今度は同じ▲2八金でも相手の竜に当たってるんだね。
これで相手は竜を逃げないといけないな。
いったん歩を打って竜を近づけてから金を打ってはじくんだね。
その通り。この一連の流れが、「大駒は近づけて受けよ」じゃな。

大駒を近づけて受けてみよう!

ここからは大駒を近づけて受ける練習をしてみよう。

問題①

まずはこの問題。角で王手がかかってるけど、どう受ける?

う~ん、持ち駒に歩があるなあ。
大駒は近づけて受けよを意識してみよう。

問題①正解図

▲4六歩

そっか。持ち駒の歩を打つんだね。
△4六同角と取れば、▲3七銀の受けじゃ。

問題①参考図

正解図から△4六同角▲3七銀

相手の角を近づけて、銀ではじくんだね。
こうなると相手は角を逃げることになるな。
うん!大駒を近づけて受けるっていうのが、ちょっと分かってきた。

問題②

次の問題。今度は飛車で王手。どう受ける?

 歩が3枚あるのか。でも普通に▲2七歩じゃダメなの?

問題②参考図

問題図から▲2七歩

まあこの手もあるけど、近づけて強く受けてみよう
歩を3枚持ってるから…
そう。その3枚の歩を最大限活用するんじゃ。

問題②正解図

▲2五歩

上の図から

△2五同飛 ▲2六歩

△2六同飛 ▲2七歩 と進んで

3枚の歩を連打して、飛車を近づけながら受けるのが強気の指し方じゃ。
単に▲2七歩と打つのとどう違うの?
2つの受け方を見比べてみよう。

左は連打してから▲2七歩。右は単に▲2七歩。

連打したときの方が、飛車にプレッシャーがかかってる感じがするな。
そう。もし実戦なら、単に2七歩だとまた相手の攻めの手番(攻めのターン)で、次の攻めを繰り出されるかもしれん。
でも連打で受ければ相手は飛車を逃げないといけないから、自分に攻めの手番が回ってくるんだね。
そういうこと。この歩の連打の筋はとても便利だから、もう少し詳しく解説しよう。

連打で手番を握れ!

例えば下の図のような時、歩の連打が有効なんじゃ。

「歩の連打」参考図①

1二の地点に持ち駒の金を打てば、相手玉は詰みだね。でもその前に自玉が王手だよ。
この王手の受け方が重要なんじゃ。単に▲2七歩と打ってしまうと

「歩の連打」参考図②

参考図①から▲2七歩△2二金

上の図のように△2二金と受けられてもう相手玉は寄らなくなってしまう
せっかく詰みそうだったのに。単に▲2七歩は甘い手なんだね。
こういう局面で連打の受けが効くんじゃ。▲2五歩から連打で王手を受ければ

「歩の連打」参考図③

参考図①から▲2五歩△同飛▲2六歩△同飛▲2七歩

ここまで進んでみると、相手の飛車取り▲1二金の詰みの両方があるよ。
相手の立場から言えば、▲1二金の詰みを受ければ飛車が取られるし飛車を逃げれば玉が詰まされるという超厳しい局面になってしまったな。
歩の連打ってすごい。魔法みたいだよ。
連打は、相手に攻めや受けの手番を渡さない厳しい受け方じゃ。上級テクニックではあるけど覚えておくといいぞ。

問題③

最後の問題。まずは局面をじっくり見て現状を把握してみよう

王手はかかってないね。
だけど△3六桂からの詰めろがかかっておるな。

問題③参考図1

何も受けないと△3六桂▲1八玉△2八金で詰み

そっか。この詰みがあるのか。
この詰み筋をどう受けるか。いろんな受けがあるけど、角を近づけて受ける筋を考えてみよう。

問題③正解図

▲4六歩

問題図から▲4六歩が正解

※▲1八玉の早逃げや▲1七歩の逃げ道確保などの受けもあります。

歩を1つ突き出して角を近づけるのか。
相手が△4六同角と歩を取れば…

問題③参考図2

正解図から△4六同角▲4七金

▲4七金と上がるのが歩の突き出しからの継続手。これで△3六桂と王手されても同金と取れるんじゃ。
なるほど。さっきは△3六桂が取れなかったけど、金を上がったことで取れるようになったんだね。
この歩の突き出しからの金上がりは、美濃囲いで頻出の受けの手筋じゃな。ちょっと難しいテクニックだけど、覚えておくといいぞ。

まとめ

今回覚えてほしい格言は

大駒は近づけて受けよ」じゃ。

遠くから攻めてくる相手の大駒を、近づけることで逆に責めることができるんだね。
そういうこと。大駒の苦手な接近戦にするということじゃな。 
今回は歩の連打とか、美濃囲いの受けの手筋とかもあったね。
近づけて受ける手筋はちょっと難しいけど、実戦でとても役立つぞ

スポンサーリンク

フォローする