格言・風邪をひいても後手ひくな②~攻め編

ワン太くん
前回は格言「風邪をひいても後手ひくな」について、受けにフォーカスして勉強したね。
将棋はかせ
今回は同じ格言を、攻めの側面から紹介しよう。

※この記事を読む前に、前回受け編を読むことをおすすめします。

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手番を渡さない攻め

今回はまず下の局面から。どう指すのがいいかな?

後手が△3二金と王手を受けた局面

先手が竜で王手して、後手が金で受けた局面だね。竜が取られそうだから逃げたいな。

▲5二竜と竜を逃げる

ワン太くん、残念だがこれではダメじゃ。相手に手番が渡って△3一金打と受けられてしまうな。

△3一金打などと受けられて、後手玉は鉄壁に

そっか。竜を逃げていると、守りを固める時間を与えてしまうんだね。
その通り。この局面では▲3三銀と攻めるのがいい手じゃな。

▲3三銀以下、後手玉は詰み

※▲3三銀以下、玉を1二、2一どちらに逃げても▲3二竜で詰み

後手はこの銀を取ることができないんじゃ。

△3三同金と取ると、竜の利きが通ってしまう

▲3三銀には玉を逃げるしかないけど、▲3二竜から詰み。ちなみにこの寄せは一間竜(いっけんりゅう)といい、定番の寄せの形じゃな。
なるほど。竜を逃げたくなる局面だったけど、攻めを継続する手段があるんだね。
そう。これが手番を渡さず攻め切るということじゃ。

手番を渡さず攻め切ろう!

今回は手番を渡さない攻めを練習してみよう。

問題①

 次の一手は何がいいかな?

△2三金と受けられた局面

相手が△2三金と受けた局面だね。飛車取りになってるし逃げたいな。

問題①参考図1

▲2六飛などと飛車を逃げると、△2四歩と固められてしまう

飛車を逃げてしまうと、相手に手番が渡って守りの手を指されてしまうな。
そっか。飛車を逃げるのは後手を引いてしまってるんだね。
そう。ここでは▲3一角と強く攻めを継続する手をやってみたいな。

問題①正解図

▲3一角

▲3一角の強手。これで後手玉は寄りだ

相手が△3一同玉と取れば…

問題①参考図2

▲2三飛成で後手玉は受け無し

なるほど。飛車を逃げたくなる局面だけど、逃げないで決めに行くのがいいんだね。

問題②

次も攻めを継続する三手一組の順を発見しよう。

△4一金と受けられた局面

う~ん、飛車を逃げたいけどなあ…
ワン太くん、逃げちゃダメだ。持ち駒の金に着目して、定番の寄せの形に持っていこう。

問題②正解図

▲4一竜

勢いよく竜を切る

えっ!竜を切っちゃうの!
もちろん相手は△同玉と取るけど…

問題②参考図

▲2二金で後手玉は受け無し

▲2二金と打てば敵玉は必至。あっという間に寄ってしまうな。
そうか。こんなスマートな寄せ方があるんだね。
うん。頭を柔らかくしていろんな攻めの可能性を考えてみよう。

問題③

次もいろんな攻めの可能性を考えながら、次の一手を選ぼう。

△2二金と受けられた局面

 う~ん、竜を逃げる以外の手があるのかなあ。
駒を引きたくなるところでもなんとか継続の手が無いか探るのをくせにしよう。

問題③正解図

▲2四桂

▲2四桂で後手玉は受け無し

なるほど。こんな桂打ちがあるのか
そう。後手玉は▲1二金以下の詰めろじゃな。もし△2三金と竜を取ってくれば

問題③参考図

△2三金と竜を取られても、▲1二金で詰み

問題④

次も盤面を広く見て、先手を取る一手を考えてみよう。

△2二銀と受けられた局面

 いや~、さすがにこの局面では馬を逃げるしかないでしょ。
そうじゃな。ここで一気に敵玉を寄せることはできない。問題はどこに馬を逃げるかじゃ。

問題④正解図

▲5五馬

▲5五馬と引いた手が8二の飛車に当たる

そっか。5五に逃げれば、8二の飛車取りになってるんだね。
そう。相手は飛車を逃げるしかないから、手番を失わずにすむな。
駒を引かざるを得ない局面でも、なるべく手番を渡さないような手を選ぶといいんだね。

まとめ

今回覚えてほしい格言は

風邪をひいても後手ひくなじゃ。

なるべく後手を引かないように攻めを継続し続けることが大事だね。
そう。ただ無理攻めして自滅しないように気を付けてな。 

※他の将棋の格言はこちら

将棋の格言を紹介しています。格言には将棋のエッセンスが詰まっているので、ぜひ覚えましょう。

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