格言・風邪をひいても後手ひくな①~受け編

将棋はかせ

今回は格言

風邪をひいても後手ひくな」について、特に受けにフォーカスして勉強しよう。

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手番とは?

今回はまず「手番」という考え方を解説しよう。
対局の始めに決める先手・後手とは別の意味だよね。
そう。「手番を握る」とはある局面で主導権を握っているとか攻めのターンが来ているという意味じゃ。
なんか感覚的で、あいまいなニュアンスの言葉なんだね。
うん。ある程度強くならないと理解しにくい概念だけど、下の例で勉強してみよう。

後手の番。先手の飛車で後手のが取れそうな局面

自分の飛車で相手のが取れそうな局面だね。先手は銀取りを受けないといけないね。
そう。この局面では先手が攻めていて後手は銀取りを受けるしかない。だから先手が手番を握っていると言えるんじゃ。
なるほど。でも後手が△2四銀と受けたら?

△2四銀。今度は先手の飛車取りになっている

こうすると先手は飛車が取られそうで、逃げるしかない手番が後手に移ったと言えるな。

▲3六飛と飛車を逃げる。手番は後手に渡った

先手が飛車を逃げて、後手の番。ここで攻めてもいいし受けてもいい後手が手番を握って、好きなようにできる局面じゃな。
もともとは先手が手番を握ってたはずなのに、駆け引きの中で後手が手番を奪ったね。
そうじゃな。別の言い方をすれば後手が「先手を取った」先手は「後手を引いた」ということじゃな。

風邪をひいても後手ひくな」は、

なるべく手番を握り続けて、後手を引かないようにしようということなんだね。

手番を奪う受けをやってみよう!

今回は手番を奪う受けを練習してみよう。

問題①

 先手を取る受けの一手を考えよう。
 

敵の角で桂が取られそうだね。▲4八銀と守ってみようかな。

問題①参考図

▲4八銀では手番は相手のままで面白くない

この手も悪くはないけど、手番は奪えていないな。これだと相手はさらに攻めたりとか好きなように次の手が選べるな。
そっか。この受けだと後手を引いてしまってるんだね。
そう。ここでは▲4七金と力強く受ける手をやってみたいな。

問題①正解図

▲4七金

桂を守りつつ、敵の角にアタックする

なるほど!桂を守って、しかも角取りなんだね。
そう。これで相手は角を逃げるしかなく、手番を奪えた。次は攻めでも受けでも、自由に手が選べるな。

問題②

次は手番を奪う受けの手筋五手で一組の順を考えてみよう。

飛車で金取りになっている

金が取られそうだな。▲2七歩と受ける以外に選択肢はなさそうだ。

問題②参考図

これは後手を引く受けでつまらない

残念ながらこれでは手番を取れない。相手にさらにドンドン攻められてしまうぞ。

問題②正解図

▲2五歩

▲2五歩から歩を連打して受ける

相手が△同飛と取れば、さらに▲2六歩~▲2七歩と連打して…

前の図から△同飛▲2六歩△同飛▲2七歩で手番を奪える

こうなると相手は飛車を逃げるしかなく、先手が取れるな。
歩の連打だね!「大駒は近づけて受けよ」の回でも勉強したよ。
大駒を近づけて強く受けると、手番をつかめることが多いな。

問題③

次も先手を取る強い受けを考えよう。

自玉には△2八飛成(銀成)の詰めろがかかっている

 自玉が詰まされそうだよ。どうしましょ。
詰みを防ぎつつ、攻める一手があるな。

問題③正解図

▲3八香

敵玉に王手をかけつつ、自玉の詰みを受ける一手。

ただ受けるだけじゃなくて、敵玉に王手をかけてるんだね。
そう。相手は王手を受けるしかなく、手番が入れ替わるな。

問題④

次は少し難しいけど先の展開をじっくり読んで当ててみよう。

 金が取られそうだなあ。どう受けるかな。
敵玉に着目するとぴったりの一手が見つかるぞ。

問題④正解図

▲5四歩

金がななめ上に行くと、敵玉に詰めろがかかる

 金を逃げた手が敵玉への詰めろになってるんじゃ。

問題④参考図

敵玉は次に▲3五金などで詰む

なるほど。相手はここで受けることになるから、先手が取れるんだね。
その通り。手番を奪う受けが分かったかな?
うん!弱い受けだと次々と攻められてしまうけど、手番を奪うことで反撃のチャンスが得られるんだね。

まとめ

今回覚えてほしい格言は

風邪をひいても後手ひくなじゃ。

相手に攻められてる局面では、先手を取れる受けをするといいんだね。
そう。ずっと後手を引いてばかりでは負けてしまうからな。風邪は引いてもいいけど、後手はなるべく引きたくないな。 
風邪もひきたくないよ!

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