実戦で役立つ格言紹介①

将棋はかせ
今回は実戦で使えるいろんな格言を紹介するぞ。
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覚えておきたい実戦の格言

寄せは俗手で

寄せは俗手で」とは

敵玉を寄せるときは、平凡な手で行くといいよということじゃ。

俗手(ぞくしゅ)っていうのは平凡でありきたりの手ってことだね。
そう。例えば下のようなとき。

敵玉をもうすぐ仕留められそうだね。
ここでは単純でダサい感じがするけど、▲2三角と打ちこむのがいい手じゃな。

△2三角が詰めろで受けにくい

なるほど。平凡な手だけど、これは受けにくいね。
ひねって▲4五角などとするのは…

▲4五角には△3四香で粘られる

変にかっこつけないで、シンプルな手で行った方がいいんだね。
そういうこと。玉を寄せるときは俗手の方が実は受けづらいことが多いんじゃ。

長い詰みより短い必至

まずは下の局面を見てみよう。どういう方針で攻めるのがいいかな

敵玉に即詰みがありそうな気がするけど、ちょっと難しくてわからないなあ。
結論から言えば、この局面では2つの決め方がある。1つは11手の即詰み。もう1つは一手必至じゃ。

▲4二と以下、11手の詰み

▲4二と△2二玉▲3一角△2三玉▲2四銀△3四玉▲5四竜△2五玉▲4五竜△1六玉▲1五竜まで11手詰め

長い詰みだなあ。僕だったら詰まし損ねて上部に逃げられそうだよ。
そうじゃな。確かに実戦でこの詰み筋に踏み込むのは怖い面もある。ただこの玉には一手必至もあるんじゃ。

※必至についてはこちら

▲1一角(1一銀)で後手玉は受けなし

なるほど。このほうが確実で、僕でもできそうな気がするよ。
長い詰みより短い必至」とは

長い詰み筋で間違えて逃がすくらいなら、確実に必至で決めるほうがいいよということじゃ。

実戦で最後の最後に詰まし損ねて逆転したら、それまでの努力が水の泡になって悲しいもんね。
ただ終盤戦では自玉と敵玉の寄せを総合的に見ないといかんぞ。例えば自玉に必至がかかっているときは、もう敵玉を詰ますしか選択肢がないな。
なるほど。自玉の安全度を見ながら、敵玉を寄せを考えないといけないんだね。
そういうこと。もちろんどんなときでも詰みを完全に読み切ってしまえば即詰みで勝つのに越したことはないけどな。

不利な時は戦線拡大

不利な時は戦線拡大」とは文字通り

劣勢の時は、駒をぶつける場所を増やして局面を複雑化させると逆転につながるということじゃ。

たくせん駒がぶつかって戦場が増えると、相手もミスしやすくなるもんね。
そういうこと。下の図を見てみよう。

盤面の左側が主戦場だが、▲2五歩で右側で戦いを起こす。

居飛車対振り飛車の対抗形だね。ここまでは青枠盤面左側が主戦場だったみたいだ。
その通り。ただ先手は左側の攻防で少し失敗してやや苦しい。こういうときに全体を広く見て、▲2五歩のように戦線拡大するんじゃ。
なるほど。でもお互いの玉頭で戦いが起こって、自玉も怖い感じがするなあ。
怖くても局面を難解化させて、相手のミスを引き出すのが大事。こういう対抗形では▲1五歩からの端攻めも逆転の引き金になるな。
盤面の上下左右をよく見ないといけないんだね。
そうじゃな。別の例も見てみよう。

普通は右側の敵玉周辺を攻めたいところだが、▲7五歩で攻め駒の桂を狙う

今度は相居飛車だね。普通だったら敵の囲いを攻めて崩したいところだけど、あえて左側から攻めるんだね。
これは少しひねった曲線的な攻め方。単純に囲い周辺を攻めるだけではうまく行かないときは、敵の攻め駒を責めるのも手じゃ。
でもこの▲7五歩も自玉の玉頭で戦いを起こしてるし、反撃が怖いなあ。
もちろんワン太くんの気持ちも分かる。でも逆転を狙う時は、積極的にリスクを取っていく必要があるぞ。
そっか。怖くてもたくさん駒をぶつけていかないといけないんだね。
ただ戦線拡大とは逆に、自玉をしっかり固めて相手が攻め損ねるのを待つという方法もある。逆転のテクニックもいろいろあるんじゃ。
でも一番大事なのは「最後まで絶対に諦めないこと」だよね。
ワン太くん、いいこと言ったな。

まとめ

今回特に覚えてほしい格言は下の3つじゃ。

①寄せは俗手で

②長い詰みより短い必至

不利な時は戦線拡大

どの格言も人間同士の戦いならではの考え方だね。
その通り。有利な時は局面をシンプル不利な時は複雑にするのが基本の勝負術じゃ。

※他の将棋の格言はこちら

将棋の格言を紹介しています。格言には将棋のエッセンスが詰まっているので、ぜひ覚えましょう。

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