飛車先の歩交換三つの得あり!格言紹介

将棋はかせ
今回は格言

飛車先の歩交換三つの得あり」を解説するぞ!

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飛車先の歩を交換しよう!

ワン太くん
「飛車先の歩交換」って一体何なの?
「飛車先の歩交換」は五手で一組の流れ下の図がスタートの局面

居飛車の序盤でありそうな局面だね。
そうじゃな。スタート局面からの五手の流れを下の図で見てみよう

上の図から▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2八飛

2筋で歩を突いてその歩を持ち駒にするんだね。

そう。この流れが「飛車先の歩交換」。交換の前後を比較してみよう。

飛車先の歩交換の前後の比較

左が交換後、右が交換前

交換すると3つ得があるんだよね。でも何だか分からないなあ。

それじゃあ3つの得を紹介しよう。

☆飛車先の歩交換・三つの得☆

歩が持ち駒になる

飛車先が敵陣に直通する

銀や桂が進むスペースができる

う~ん。3つとも意味がよく分からないよ。
確かにこの文だけでは理解が難しいな。具体例を紹介しよう

三つの得を覚えよう!

歩が持ち駒になる

まずは「歩が持ち駒になること」。さっきの比較図をもう一度見てみよう。

左が交換後、右が交換前

交換前は2五にいた歩を持ち駒にしてるんだね。
そう。歩を持ち駒にすることで、攻めや受けの手段が増えるんじゃ。
なるほど。確かに持ち駒に歩があると継ぎ歩や垂れ歩ができるようになるもんね。
その通り。下の例を見てみよう。

参考図1  

交換後で1歩を持っている

 また居飛車の実戦でありそうな局面だね。
そう。ここで持ち駒の1歩を使った厳しい攻めがあるな。
もちろん桂頭を狙う▲3四歩だね。

参考図2

桂頭の弱点を狙って▲3四歩

1歩を持っているおかげで、こういう攻めができるんだね。
そう。序盤に1歩を持つことができる攻めや受けのバリエーションが増える。だから歩交換で1歩持つのと得なんじゃ。

飛車先が敵陣に直通する

2つ目の効果は「飛車先が敵陣に直通する」。まずは交換後の局面を再確認しよう。

参考図1

歩交換した後の局面

仮にこの局面で相手がうっかり△4二金としたとしよう。

参考図2

相手がうっかり△4二金としたら?

もちろん▲2三飛成と飛び込むよ。

参考図3

上の図から▲2三飛成

そうじゃな。これが飛車の利きが直射しているということ。もし歩交換をしてなかったら…

参考図4

もし交換をしていないと、△4二金に飛車を成りこむことができない

2五の歩が邪魔になって、飛車が成りこむことができないね。
その通り。歩交換すると2五の歩がいなくなるから、飛車がダイレクトに敵陣をにらむことになるんじゃ。
なるほど。2五の歩が消えてることが大事なんだ。
もう1つ例を挙げよう。もし持ち駒に桂があったとして

参考図5

飛車先が直通していると、▲3五桂のような攻めが厳しい

この桂打ちは厳しいね。
ここでも歩交換してなかったとしたら

参考図6

歩交換していないと、▲3五桂の厳しさも半減だ

ここでも2五の歩が邪魔になってる感じだね。これだと攻めのスピードが遅いよ。

その通り。飛車先が直通かどうかは、攻めのスピードにかなり影響するんじゃ。
なるほど。これが2つ目の得「飛車先が敵陣に直通する」だね。直通してると飛車がとっても脅威に思えるね。

銀や桂が進むスペースができる

下の例を見てみよう。

参考図1

この図では歩交換はしていない

 もし桂が2五に行ければ、角と銀の両取りなのになあ…。

参考図2

もし歩交換していれば、桂が2五に進んで両取り

そうじゃな。歩交換していれば2五に桂がはねられたはずじゃ。
でも歩交換してないと歩が邪魔で桂が進めないんだね。
その通り。3つ目の得は、歩がいなくなったスペースに桂や銀を進めることじゃ。
2五に銀や桂が進出できれば、攻めの選択肢が多くなるよね。

飛車先の歩交換は防ごう!

飛車先を交換したら得が多いってよく分かったよ。
じゃあワン太くん、今度は逆に受ける立場から見てみよう。

参考図1

相手が△8五歩と突いてきた局面

相手に歩交換をさせると損なんだよね。じゃあ防がなきゃ
その通り!ワン太くん、勘がいいな。ではどう防ぐかな?

参考図2

▲7七銀で飛車先交換を防ごう

銀を上がれば、歩交換が防げるね。
そうじゃな。ここでは角を上がる手でもいいぞ。

参考図3

▲7七角でも歩交換を防げる

角とか銀で歩交換を防ぐのが大事なんだね。
うむ。相手が飛車先の歩を突いてきたら、きちんと受けることを考えよう。

例外もある!

飛車先の歩交換は得が多いこと相手の歩交換は防ぐことは分かったかな?
うん。どんどん実戦で試すよ!
ただし例外もある。例えば横歩取り。

※将棋の戦法についてはこちら

横歩取りの出だし。お互い歩交換するところから始まる

横歩取りでは最初にお互い交換するからあまり損得とか考えない。他にも相掛かりでも歩交換を防がないことがある。
でも矢倉角換わりではお互いきちんと歩交換を防ぐよね。
その通り。もう1つ伝えておきたいのは、最近はこの格言を軽視する人もいるということじゃ。
えっ!でも格言って昔からずっと伝わってきた教訓なんだよね。
うむ。でもコンピュータソフトは飛車先交換されるのをあまり気にしないんじゃ。そしてその考え方を真似する人も出てきとる
へー。「別に飛車先交換されたっていいじゃん」って思う人もいるんだね。
ただこの損得は突き詰めて考えるとかなり難しい話だから、初心者のうちは格言をきちんと守ったほうがいいぞ

まとめ

今回覚えてほしい格言は

飛車先の歩交換三つの得ありじゃ。


☆飛車先の歩交換・三つの得☆

歩が持ち駒になる

飛車先が敵陣に直通する

銀や桂が進むスペースができる

 飛車先が交換できる時はしたほうがいいぞ
逆に相手が交換しようとしてきたら、きちんと防ぐことが大事なんだね。
そう。ただ最近はこの格言をあまり重視しない人もいる。一応それも頭に入れておいてな。

※他の将棋の格言はこちら

将棋の格言を紹介しています。格言には将棋のエッセンスが詰まっているので、ぜひ覚えましょう。

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