玉の早逃げ八手の得!格言紹介

将棋はかせ

今回のページでは将棋の格言

「玉の早逃げ八手の得」を解説しよう!

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早逃げでピンチ脱出!

玉の早逃げ八手の得ってどういう意味?
「玉が危なくなったら早めに逃げると玉の寿命が八手分のびるよ」ということじゃ。
八手も!
まあ実際には1手か2手分くらいなんだけどね。
ふうん。要するに危ない時は早めに逃げるといいってことだね。
そういうこと。下の例を見てみよう。

これは必至の勉強をしたときによく見た局面だ。

※必至についてはこちら

そう。このまま放っておくと、下の図のように必至がかかってしまうな。

そうだね。何か受けないと…
こういう時に有効なのが早逃げじゃ。

そうか!端の方に逃げればいいんだ。
これでこの玉が寄ることは無くなったな。
ピンチになったら早めに逃げるといいんだね。
そう。でも早逃げは高等テクニックだから、ちょっと初心者には難しいんだけどな。
じゃあ僕はやらない方がいいのかな…
そんなこと無いぞ。初心者でも早逃げの感覚を学べる問題をやってみよう。

「早逃げの感覚」をつかもう!

問題①

今回の問題は、自玉の詰めろを解消する問題じゃ。

※詰めろ…何も受けないと次に詰む状態

自分が攻める側じゃなくて、受ける側なんだね。
さらに、自分の持ち駒が無いというルールじゃぞ。じゃあ始めよう。

問題①

自玉の詰めろを解消してください。(自分の持ち駒は無く、盤上の駒のみ動かせます。)

相手は金を持ってるね。
このまま放っておくと下の図のように詰んでしまうぞ。

問題①参考図

何も受けないと△7八金で詰み。

持ち駒が無いのにどうやって受けるんだろう。
今回のテーマは早逃げじゃぞ。

それでは正解発表じゃ。

問題①正解図

早く端の方に逃げるのが正解じゃ。
えー!でも金が取られちゃうよ。
自玉が助かるなら、他の駒は取られてもいいんじゃ。玉が一番大事じゃからな。
玉の寿命を延ばすために、駒を見捨てることもあるんだね。
その通り。終盤では駒の損得より玉の命が大事なんじゃ。こういうのが終盤とか早逃げの感覚じゃな。
早逃げの感覚、ちょっと分かったかも。

問題②

では次の問題。さっきと同じルールじゃぞ。

問題②

自玉の詰めろを解消してください。(自分の持ち駒は無く、盤上の駒のみ動かせます。)

これは詰めろがかかってるの?
うん。放置すると下の図のように詰んでしまうぞ。

問題②参考図

△7六桂▲9八玉△8八金で詰み

あー。角がいるから△7六桂が取れないのか。
そう。どう受けるかな?実は正解は1つじゃないぞ。

それでは正解じゃ。

問題②正解図

へー!あらかじめ9八に逃げるのか。
これも1つの早逃げの例じゃな。
他にも正解があるの?
うん。▲9四歩という手もあるな。

問題②別解

逃げるスペースを広げるんだね。
これは早逃げとは少し違うけど、受けのパターンの1つじゃ。

※▲6六歩△同角▲6七銀という別解もあります。

早逃げで玉の寿命が延びるっていうのが、だんだん分かってきたよ。

まとめ

今回覚えてほしい格言は

玉の早逃げ八手の得」じゃ。

これからはどんどん早逃げするよ。
いや。実際には逃げずにその場にとどまって頑張った方がいい場合もあるんじゃ。
えー!難しいなあ。
早逃げするかとどまるかの判断は初心者には難しい。でも頭の片隅に早逃げという選択肢を覚えておいてほしいな。

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