終盤の猛追で高見新叡王が誕生!叡王戦第4局の振り返り

出典:叡王戦中継ブログ

本日5日26日(土)

第3期叡王戦の第4局が行われ、高見六段が勝利

4連勝叡王のタイトルを獲得しました

・場所

群馬県富岡市

「富岡製糸場

 ・戦型

矢倉

・結果

147手で高見六段の勝ち

・終局時刻

20時36分

はかせー!高見六段がついに念願の初タイトルだよ!
またしても強烈な終盤力を発揮して、充実の4連勝じゃな。
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第4局の振り返り

出典:叡王戦中継ブログ

高見六段の3連勝で迎えた第4局は伝統の矢倉に。

先手:高見六段 後手:金井六段

急戦矢倉で、昭和の頃に流行した形となったな。

先手:高見六段 後手:金井六段

高見六段は▲6七金左。最近流行っている金の配置を採用したね。
昭和の形最新の駒組みがミックスした、現代将棋らしい勝負になったな。

先手:高見六段 後手:金井六段

高見六段は早くも仕掛けて、気合を感じさせるね。

序盤は驚くほど早く進めたな。一方の金井六段も過去3局の反省からか、早めに指し進めたな。

☆午後のおやつ☆

(詳細は叡王戦中継ブログ

金井六段:シフォンケーキセット(シルクシフォンケーキと味噌シフォンケーキ)

高見六段:プリンそこがみそ、ビタミンのマリネクレープ

先手:高見六段 後手:金井六段

両者とも手数をかけて、角をベストポジションに動かしたね。
いかにも相矢倉らしいゆったりした駒の活用で、最近はめっきり見なくなったやり取りじゃな。

先手:高見六段 後手:金井六段

後手の金井六段は端から攻撃香を交換したね。

先手:高見六段 後手:金井六段

高見六段は持ち駒の香を角の裏に打ったね。
これは角がいなくなった後、2筋を猛攻する狙い。なかなかの妙技じゃ。

先手:高見六段 後手:金井六段

金井六段の方も、飛車の下に香を打ったね。これも8筋を突破する狙いだよね。
うん、飛車の上ではなく、下に打つのがミソ。相矢倉では覚えておきたい手筋がたくさん出るな。

☆夕食☆

(詳細は叡王戦中継ブログ

金井六段:親子丼

高見六段:山菜そば、おにぎり(梅、おかか)

夕休の時点で、残りは高見1時間28分金井34分。過去3戦のように金井六段は切迫してきたね。
ここから金井六段にとって試練の時間帯成長した姿を見せることができるか。

先手:高見六段 後手:金井六段

夕休明け、高見六段は角を引いて、香と飛車を通したね。
ここ数手、高見六段はひねった手を連発して、金井六段の時間を削ろうとしたな。

先手:高見六段 後手:金井六段

高見六段は香と飛車のパワーで2筋を押し込むことに成功
しかし金井六段にがっちり受けられてみると、歩の数も減って攻めが単調になりつつある感じもするな。

先手:高見六段 後手:金井六段

金井六段はたった44秒で△3三桂。自陣の桂を高見六段の桂にぶつけたね。
これが思い切ったいい踏み込みで、金井六段がリードしたな。

先手:高見六段 後手:金井六段

しばらく受けに回っていた金井六段は、ついに桂を打って攻めたな。

先手:高見六段 後手:金井六段

苦しい高見六段が暴れてきたところで、金井六段は冷静に受けたね。
しかしここで金井六段は1分将棋に。優位を保って逃げ切れるか

先手:高見六段 後手:金井六段

高見六段もうまく攻めの手をつないで、怪しげな形になってきたね。

先手:高見六段 後手:金井六段

高見六段の猛攻に、金井六段は時間に追われながら金を受けに投入
しかしここまでくると、高見六段の勝負術が実って混戦になったようじゃ。

先手:高見六段 後手:金井六段

なおも高見六段は強気の攻めを貫いていったね。
ついに形勢は逆転。高見六段は最後もきっちり寄せ切って…

投了図

先手:高見六段 後手:金井六段

高見六段が苦しい局面からまたしても猛追の逆転勝利
途中はだいぶ劣勢だったけど、厳しい手でどんどん金井六段を追い込んでいったね。
  シリーズ通して金井六段は中盤で優位に立つことが多かったが、終盤力はタイトルホルダーにふさわしいものではなかったな。
金井六段は何度もチャンスがあっただけに、終盤の時間切迫でミスが多かったのが悔やまれるね。

はかせの予想は当たったの?

じゃあ、はかせの予想が当たったか答え合わせしよう!

☆はかせの大予想☆

①戦型

矢倉系の力戦

(実際は矢倉)

やはり両者得意の矢倉になったね。力戦形ではなかったけど。
昭和からある古い形に高見六段が新たな工夫を加えた序盤で、興味深かったな。

終局時刻

21時くらい

(実際は20時36分)

金井六段は1分将棋に、高見六段も残り8分まで行く大熱戦だったね。
高見六段がずっと決断よく指して、常に時間に余裕を持っていた戦い方が印象的だったな。

③勝敗

少し高見六段が有利

これでついに高見叡王が誕生。そして七段昇段。本当におめでとう!
24歳での初タイトルは大変に立派。ぶれない決断力狡猾な逆転術がすばらしかった。
これから竜王、名人に次ぐ序列三位として、さらに飛躍してほしいね。 
うん。高見六段はこの七番勝負を通して、序中盤のスキが露呈した。これからの課題じゃな。
一方の金井六段は内容は良かったものの、4連敗と厳しい結果になってしまったね。
見ているこっちも悲しくなる結末だったが、棋士人生はまだまだこれから。またコツコツ歩んでいってほしいな。

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